完全栄養食とプロテイン、サプリメントの違いについて解説

完全栄養食とプロテイン、サプリメントの違いについて解説

今回は、完全栄養食とプロテイン、サプリメントとの違いについて解説し、それぞれの活用シーンをご紹介します!

 

完全栄養食とプロテインの違い

まず、「完全栄養食」と「プロテイン」にはどのような違いがあるのかを見ていきます。

 

完全栄養食とは

完全栄養食は、食事摂取基準を満たす栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、食物繊維など)が、バランスよく含まれた食品を指します。

完全栄養食は、1回の食事を手軽にできることや同時に色々な栄養を摂取することができるのが特徴です。

完全栄養食には粉やドリンクタイプをはじめ、パンなどの食事タイプやおやつタイプの物など、様々な種類の物が展開されています。

 

プロテインとは

プロテインは、タンパク質のことを指します。

たんぱく質は、体の細胞や組織の構築、修復、機能の維持に不可欠な栄養素であり、肉、魚、卵、乳製品、大豆製品など多くの食品に含まれています。

プロテインには大きく分けて3種類あり、種類によって違いはありますが、消化・吸収速度に着目すると、ホエイプロテインが1時間、カゼインプロテインが6~8時間、ソイプロテインが3~6時間かかるといわれています。

つまり、完全栄養食は全ての栄養素を摂取できるバランスのとれた食品であるのに対し、プロテインはその中の1つであるたんぱく質に特化して摂取できる食品であるということです。

完全栄養食は健康志向の方や、手軽にバランスの良い食事をとりたい方に向いているのに対し、プロテインは筋肉量を増やすために活用されることが多いです。

 

完全栄養食とサプリメントの違い

続いて、「完全栄養食」と「サプリメント」の違いについてご紹介します。

 

サプリメントとは

サプリメントは、通常の食事から得られる栄養素の中で、足りないものを補完するために摂取される補助食品全体のことを指します。

代表的なものとしてビタミンやミネラルなどが挙げられますが、他にもプロテインやアミノ酸、脂肪酸、ハーブなどもサプリメントに含まれます。

サプリメントが完全栄養食と大きく異なる点は、摂りたい栄養素が個別に販売されていることです。

そのため、どの栄養素を取り入れるか自分で決めることができ、摂り入れる量も自分で決めることができます。

しかし、摂り入れたい栄養素が多い場合、複数種類のサプリメントを購入する必要があり、コストや手間がかかってしまうため、手軽に摂り入れたい場合は完全栄養食をおすすめします。

 

完全栄養食とプロテイン、サプリメントを上手く活用するには?

 

完全栄養食について

完全栄養食の活用方法について、忙しくて時間がない時の食事の代用、健康維持やダイエット期間の置き換え、療養中の栄養補給などに活かせます。

完全栄養食は手軽にバランスよく栄養が摂取できることが一番の特徴である為、調理する時間も必要なくどこにでも気軽に持ち運べる商品が多いです。

朝の忙しくて食事時間をしっかりと確保できない時や、できるだけ食事の時間を少なくしたい場合に便利です。

健康維持やダイエットの場面では、1食でバランスよく栄養摂取できることから、健康の維持に対して体内面からアプローチできます。

普段、食事の栄養バランスが整っていない場合は、3食のうち1食を完全栄養食に置き換えると、カロリーを抑えながら栄養バランスを整えることが可能です。

また、療養中に活用する場面において、食欲が湧かなかったり食事量が増やせない時に、飲むタイプの完全栄養食や軽食タイプの完全栄養食が活用できます。

 

プロテインについて

プロテインを活用できる場面として、筋力のトレーニング時や、ダイエット時期においての活用が効果的です。

運動や筋トレで筋肉を増やすには、筋肉のもととなるたんぱく質の摂取量を増やす必要があります。

運動やトレーニング直後〜1時間後(ゴールデンタイム)までにプロテインを摂り入れることで、効率よく筋肉を増やすことが期待できます。

また、ダイエット時には、普段の食事よりも摂取するカロリーを少なくする必要がありますが、摂取カロリーが少なくなると筋肉が分解され、エネルギーとして使われてしまうので、筋肉量が減少しやすい状態になります。

そこで、食事をプロテインに置き換えることで筋肉量の減少を防ぐことが期待できます。

 

サプリメントについて

最後に、サプリメントを活用できる場面として、ビタミンやアミノ酸などの不足している栄養素を補いたい時や、食生活の志向に合わせて足りない栄養素を補完することに役立ちます。

野菜の摂取量が少ないと感じたらビタミンやミネラルのサプリメントを、たんぱく質量が少なければプロテインやアミノ酸を活用し、食事内容の偏りを改善することができます。

また、最近ではお肉や魚など動物性食品を控えたり、食べないというベジタリアンやビーガンといわれる人たちも増えてきています。

そういった方々の栄養素の補填としてもサプリメントは活用されています。

 

主食の補填として活用する

食事には、ストレスを解消する効果や、他人との交流を深める大切な時間として捉えられます。

食事を楽しむこと自体も健康にもつながるため、完全栄養食やプロテイン、サプリメントがどれだけ優れているとはいえ、基本的にはバランスの良い食生活を意識し、それでも不足してしまった栄養素を補う目的で摂り入れられることが理想です。

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